あいりちゃんと仲間たちが楽しみにしていた温泉旅行。親友のみさきちゃん、なおちゃん、りえちゃんと一緒に大阪弁で「よっしゃー！旅行や！」ってウキウキで出発や。
温泉旅館に着くと、皆でお部屋を取り、早速温泉に入ろうということになった。あいりちゃんは初めての温泉で緊張と期待で胸が高鳴っていた。そんな中、部屋の窓から何か気配を感じる。
「なんか、誰かこっそり覗いてへん？」とみんなに聞くと、友達たちも怪訝な顔をした。
「えええ！？そんなはずないやろ！」とみんなが窓を覗くが、何も見当たらない。それでもあいりちゃんは気になってしまい、何度も窓の方をチラチラと見ていた。
風呂場ではみんなで笑い合いながら楽しい時間を過ごしていたけれど、あいりちゃんの心は窓の向こうにある不安に捉えられていた。みんなが騒ぎながら帰ってきた後も、あいりちゃんは窓を見つめていた。
次の日も同じように温泉に入って、楽しいひとときを過ごしたあいりちゃんたち。しかし、夕方になってもあいりちゃんの不安は消えなかった。
「もしかして、私の気のせいかもしれへんけど……」と言いながら、あいりちゃんは覗き魔の可能性を口にする。友達たちは「大丈夫やろ！そんなことないやろ！」と心配していたけれど、あいりちゃんは気になって仕方がなかった。
そして、翌日。あいりちゃんは早めに起きて窓の外を確認しようとする。すると、影が見えた。本当に誰かが覗いているような気がした。
「あ、見つけた！」と思った瞬間、その影は消えてしまった。あいりちゃんは驚きと不安で胸が苦しくなった。
その後も何度か窓を確認するけれど、もう何も見当たらなかった。あいりちゃんは友達に相談しようか迷っていたけれど、恥ずかしくて言えなかった。
結局、あいりちゃんたちの温泉旅行は楽しく過ごせたけれど、あいりちゃんの心の中には覗き魔の不安が残ることとなったのでした。
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